最近ではETC車載器を取り付けるのが当たり前になってきてきました。
高速道路などの有料道路を利用する方はETCがあるとないとでは利便性が大きく違ってきます。割り引きが適用されることと料金所をノンストップで通過できることが大きなメリットとして挙げられます。
新車で購入する場合はディーラーオプションで取り付けると価格は工賃込みで約2~3万円くらいとまあまあお金が掛かりちょっと高いなと思いませんか?
お金がある方はディーラーでお願いすれば良いですが、少しでも安くしたい方は自分で取り付けることで7,000円程度に費用を抑えることができます。
素人でも簡単に取り付け可能で、少し手間をかければ見栄えもディーラーで施工してもらう並みにきれいにできますよ。
本記事ではシエンタ(170G系)にETC車載器「パナソニック CY-ET926D」を取り付ける方法をご紹介いたします。
シエンタへのETC車載器の設置方法の流れ
作業することはETC車載器本体、アンテナの設置と電源、グランド線の接続だけなので素人でも簡単に取り付けできます。
- 作業①ETC車載器本体の取り付け
- 作業②ETC車載器の電源の確保
- 作業③ETC車載器のグランド(マイナス端子)の確保
- 作業④ETC車載器のアンテナの取り付け
- 作業⑤ETC車載器の配線処理
準備するもの
必要なものは下記の通りです。
ETC車載器
ETC車載器に特にこだわりはなく、普通に使えればよいのでシンプルな機能のでAmazonでベストセラー1位(2019年1月時点)になっている「パナソニック CY-ET926D」にしました。
シエンタへのETC車載器の取り付け手順
ETC車載器本体の取り付け
最初にETC車載器本体の取り付け位置を決めましょう。
一般的には助手席前のコンソールボックス内やセンターコンソール内、ハンドルの下辺りが多いです。走行中にETCカードを抜き差しすることはありませんが、運転席に座った状態から手が届く位置に設置しておいた方が便利です。
気を付ける点はセキュリティ上の観点から外から見える位置に取り付けしないことです。万が一、ETCカードを抜き忘れてしまい盗まれてしまった場合、不正利用されることがあります。
今回は助手席前のコンソールボックスに良い感じのスぺースがあったのでそこに取り付けることにしました。
ETC車載器の電源の確保
ETC車載器の給電をするための電源の位置を確認しましょう。だいたいの場合は助手席の足元付近にあるヒューズボックスから電源を取ることになると思います。
シエンタの場合も助手席の足元にヒューズボックスがあるのでそこから電源を確保しようと思いましたが、プローブボックスを外した奥に電源が取れる配線があったので分岐させる方法にしました。
プローブボックスの内張りは内張り剥がしを使うと簡単に外せます。無くても少し大変ですが隙間に手を入れて引っ張れば取れます。
内張りをはがすとコネクタが出てきます。
「エーモン 配線コネクター」は配線をただ挟み込むだけで線を分岐できるとても便利なグッズでカーDIYの際には大活躍します。
作業しやすいようにコネクタを外し「エーモン 配線コネクター」を使って車載器の電源線を分岐させます。
ETC車載器のグランド(マイナス端子)の確保
グランド(マイナス端子)は車両の金属部分に接続することでグランドを取ることができます。
シエンタの場合、電源を取った配線の近くにボディアースを取れるボルトがちょうどあったのでそのボルトを利用して挟むことにしました。
ボルトの径に対してマイナス端子の径が小さくて入らなかったので無理やりマイナス端子を広げてはめ込みました。
ETC車載器のアンテナの取り付け
アンテナは電波が確実に送受信できるよう車載器メーカの取り扱い説明書に従って取り付け位置を決めましょう。
「パナソニック CY-ET926D」の取り付け許容範囲に従い、下図の位置に取り付けました。配線をなるべく見せない様にガラス上部になるべく近い位置にしました。
ETC車載器の配線処理
ETC車載器本体、アンテナの設置と電源、グランドの接続ができたので配線を隠していきます。
アンテナの配線はAピラーを外し、インシュロック等で固定します。
適当に内側に隠して助手席の足元まで線を通します。
助手席の足元からプローブボックスへ線を引き込みます。ちょっと狭いですがなんとか手が入るので頑張って通します。
プローブボックス周辺に線が集結するのでインシュロック等で良い感じに束ねてきれいにします。
左奥にスぺースがあるので配線を詰め込みました。
内装を戻して完了です。
まとめ
1時間ほどの作業できれいにETC車載器を設置することができました。
車をいじったことない方でも簡単にできて費用を浮かすことができますのでぜひ参考にしてみてください。